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風景

かつて和歌山県を走っていた野上電気鉄道。末期の鉄道従事者の荒れっぷりが有名だがこうなってしまったのもちゃんと訳がある。
通常鉄道路線を廃止しても会社そのものを存続させて雇用も守ろうとする。或いは別部門への配置転換を行ったり、再雇用先を斡旋したりする。このような例は多く、中には鉄道事業を営んでいた頃の社名のまま鉄道とは全く関係のない事業を営んでいる会社が多くある。
ところが野鉄の場合、慢性的な赤字体質に会社経営陣がもう先はないと考えたのか、行政からの補助金が打ち切られるのが分かった途端に会社解散の道を選び、従業員への再雇用先の斡旋すら行わなかった。そういった理不尽な事態に対する不安が撮影に来た鉄道ファンへの罵倒はおろか、地元の数少ない利用客に対する不良接客に繋がったと言われている。
ちなみに野鉄の廃止末期に駅構内や車内へ「撮影禁止」の張り紙がされるようになった理由はタブレット閉塞の不適切な取扱を撮影され、運輸省に発覚したためだとか。

2年前、初めてドリームなごや号に乗車した時撮影した霞ヶ関にあった脱原発テント。
原発反対過激派のしょーもない暇人が経済産業省の敷地を不法に占拠して建てた物。通過時に心の中で中指を立てていたのは今だから言える話。