タクシーの印象深いお客シリーズ。
夜中、新宿駅西口のタクシー乗り場で空車待機列に並んでいた時のこと。ドアをノックする音が聞こえ、振り返ると男性が立っている。慌ててドアを開けると「八王子行のバスの時間って何時ですか?」と聞かれたので調べてお答えする。既に行ってしまった後で、八王子方面へ帰るにはタクシーしか無い。料金も調べた所、乗車して頂けることになり、首都高と中央道を飛ばして八王子までお送りした。帰りは回送なのと帰庫時間制限を理由に中央道で120km/hを出したこともあったが、営業所に帰って運転日報を提出したら当直から速度出し過ぎで注意を受けた。首都高以外の高速ではせいぜい100km/hに抑えよう、そう決めた日でもあった。

如何にも怪しさ満点な白一色で貸切登録の富士重+日デRA系。側面のLED表示器が残っていることから前事業者では路線運用に使われていたのだろう。
元事業者は察するに東京空港交通だろうか。ただし元空港交通と言うにはエアコンが直結式ではないという点から疑わしい。調査した所、空港交通では箱崎に2001年に配置された車両にサブエンジン式エアコン車が存在したとのこと。