DMCA米国デジタルミレニアム著作権法の話。
DMCAは著作権侵害の申し立てを受けたWebサービス提供者に対して迅速に削除することを義務付けているもので、申し立てがあれば即刻問題箇所の削除、アカウントの凍結が行われる。
これを悪用して自社の悪評を揉み消そうとしたり、気に食わないコンテンツを潰そうとしたりする不届き者が少なからずいる。艦これの公式Twitterアカウントが凍結されたのが記憶に新しいが、過去にはタイで社員が全裸で騒いでいた騒動を起こしたDYM社や株式公開について意見を記したブログ記事を検索結果から除外するよう申し立てをしたウォンテッドリー社などの例がある。

DMCAは申請手続きが簡略化され、対応も迅速に行われるという点で著作権利者にとっては良い法律なのだが、悪用されるのも簡単になってしまうという諸刃の剣である。

福井鉄道のエアロクィーンI MS8系480号車
2000年式のエアロクィーンだがこの車両は福鉄生え抜きの車ではなく、なんとサンプルカーである。
元々2001年開催の第34回東京モーターショーに出品するために製造された車両で、GX観光系をベースに中扉にリフトを、車内後部にバリアフリー対応トイレを設置するという福祉対応観光バスのサンプルカーであった。
モーターショー終了後は名古屋観光日急へ渡るも、中扉・ステップの埋め込みとリフトの撤去、座席増設を行った結果、普通のエアロクィーンと差のない車になり、名鉄グループの貸切バス事業再編で名古屋観光日急が名鉄観光バスとなった時には稼働率の低い車両となり、2008年に除籍。
除籍後福井鉄道へ渡ったという経緯を辿っている。実は撮影当時はただの福鉄の高速エアロだと思ってカメラを構えたのだが、記事執筆にあたって調べたらかなりのレベルのレア車だったという。